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10年ぶりに熱が再燃した男のワンピース雑記

 現在ジャンプ+にて60巻まで無料開放中の言わずと知れた大人気漫画、ワンピース。現行中のワノクニ編も盛り上がりを見せ、押しも押されもせぬ、日本一の漫画と言っていいだろう。

 はじめに僕とワンピースの繋がりを書く。僕は時期もはっきり覚えていないくらい子どもの頃、アニメを見てワンピースを知った。ゲームのトレジャーバトル(下図参考)をリアルタイムで買って兄と遊んでいたので、少なくとも18年ほど経つのは間違いない。当時4歳とか5歳なので気が遠くなるほど時間経ったなと思う。f:id:mangacomicda:20200423170011j:image

 このゲームは本当にクッッッソ面白かった。GC持ってる人は絶対やって欲しい。僕は今でもやりたくなる。ゲームモードはいくつかあるが、なんと言ってもこのゲームの目玉はマッチアップというモードだ。このゲームモードではキャラクターの中から自由に2人1組のペアを作る。又、開始時と終了時に組んだキャラクター同士の掛け合いを見ることができる。そして凄まじいのが、すべての組み合わせでフルボイスの掛け合いが用意されており、しかも勝敗によって内容が変わるのだ。キャラクターの総数は20人なので、単純に考えて200近い掛け合いが用意されているのである。しかもこの掛け合い、多少の差はあれどガッツリ掛け合いを行う。落ちていた画像で申し訳ないが、こんな感じです。f:id:mangacomicda:20200423173700j:image

 麦わらの一味ペアのアットホームな掛け合いを楽しむもよし、ナミとアーロン、ビビとクロコダイルなど因縁のあるペアで緊迫感を生むもよし、画像のようにガールズトークに花を咲かせるも良し...。ファン垂涎のやりとりが楽しめる正にドリームマッチだ。又、ゲーム性も考え込まれており、キャラクター特性を活かした内容で非常に楽しい。面白い。徹頭徹尾キャラゲーだが、ワンピース好きなら絶対に楽しめると言っていい作品だと思う。Amazonで普通に買えるので、是非是非。そんな感じでトレジャーバトルは物凄く面白かったし、グランドバトル2.3、グラパトラッシュ、めざせキングオブベリーなどなど...。ワンピゲームの思い出は沢山ある。

 しかしやはりワンピとの関わりとして外せないのはアニメと漫画だろう。僕がリアタイでアニメを追っていたことを覚えているのはW7編以降になる。この頃のopだったボンボヤージュやココロのちずは、懐古厨癖もあいまって今でも聴くし、なんならワンピのOPは今でも良く聴く。ウィーアーは勿論のことビリーブ、ヒカリエなどなど...。ワンピースのop本当に好きです。時代のうねり、受け継がれる意思、人の夢...‼︎

 それからというものワンピース大好きっ子になった僕は、ナルトやらブリーチやらに触れながらも最推しはずっとワンピースだった。メリー号がエニエスロビーに助けに来ては泣き、エースが死んでは泣いた。何故か33巻から買っていた単行本も1巻からきっちり揃えた。そしてサンジとゼフのやり取りで泣いた。

 それでも少しずつ心が離れていったのだ。これと言ったきっかけは特にないが、魚人島編が始まり、これはちょっと面白くないなと思ったことはあると思うし、そうこうしているうちに僕自身中学生になってちょっと斜に構えたところもあるだろう。とにかくそれが10年前くらいだ。それ以降はジャンプで追うだけになったし、持っていた単行本は全部売った。大好きだったワンピースは、なんとなく読む漫画の1つになっていた。

 そんな感じで追ってるうちにいつの間にか単行本は97まで数を伸ばしていたし、ルフィは15億の賞金首になっていた。一応読んではいたのにあんまり中身覚えてないということは、やはり熱を込めていなかったんだろう。

 そんな折に今回のキャンペーンである。60巻まで無料は相当なサービスだよなぁと思う。前半の海は網羅できる訳だし。なんやかんやで長いことワンピを読み返してないと気づき、取り敢えず好きなエピソードであるサンジとゼフの過去の部分を読み返すことにした。

 そしたらなんと面白いことか。え、みんなワンピースって知ってる?いや知らないと思うんだけどめちゃくちゃ面白いっすよこの漫画!状態になってしまった。え、なにこれすごくおもしろい...。

 気付いたらバラティエ編は全部読み終わっていた。ゾロ対ミホーク、ゼフの覚悟、サンジの決意、ルフィの信念、主人公力...。どこを取っても完璧な少年漫画である。小僧名乗ってみよ。ワンピース(ドン!)。憶えておく、久しく見ぬ"強き者"よ。

 そんな感じですっかりワンピースを読むことにハマってしまい、1話を読むをタップし、気づくとシャンクスの腕は食われていたのである。

 それこそ10年ぶりにしっかりと読み返すことにしたワンピースという漫画は、大人になっても心震える最高の少年漫画だった。読み方や面白いと感じるエピソードは結構変わっていたが、それを楽しむのも再読の醍醐味だ。

 何だかんだ紆余曲折を経たが、結局ワンピースが好きだ。人生の8割強を共にしてきたのだから当たり前だ。あと何年続こうが絶対に最後まで読み切るし、そうしないとダメだと思う。

 ワンピースは王道すぎるし新世界入ってからどうにもな...と斜に構えていたバカは姿を消し、今の僕は完全応援モードである。単行本もまた1から集めていきたいと思う。流石に数が多すぎるので、アニメなんかも見ながら、ゆっくりにではあるが。

 ということでヒカリヘの歌詞で締め。

あふれだす情熱を胸に どこまでも行くよ

まだ見ぬヒカリ 求め